「黒猫」って聞くと何やら不吉な予感が・・・。夜に黒猫が自分の前を横切ったら不幸なことが起こる・・・。黒猫ってなぜかそんな風に何となく信じられていますね。でもなぜ黒猫は不幸の象徴のようなイメージが植付けられたのでしょうか?
調べてみると、中世ヨーロッパにおいて魔女が飼っているのが黒猫だ、とか、魔女の使いが黒猫だ、と信じられていたために黒猫は不吉な象徴の汚名を着せられてきたようです。猫党の方にとっては許せない汚名でしょうか?
ところが日本ではかつては黒猫は幸運の象徴だった時代があるそうです。黒い招き猫は魔除け厄除けの意味を持ち、江戸時代には黒猫を飼うと労咳(結核)が治ると信じられていたそうです。これはちょっと驚きでした。不吉な運命を背負ってきた黒猫くんにもスポットが当っていた時代があったんですね。
ちなみに話はまた変わりますが、現在弊社で取り扱いがある招き猫は、水晶・ローズクオーツ・タイガーアイの三種類のみです。
過去にもオニキスなどの黒系の石で招き猫を取り扱っていたことはなさそうです。やはり「黒猫=不吉」という図式が確立していたからでしょう。これをきっかけにオニキスの招き猫を入荷します、と言いたいところですが、さすがにちょっと売上が見込めそうもないので止めておきます。もちろん個別のご注文は承っていますよ!
でもこれをきっかけに黒猫を見る目がちょっと変わりました。今までは「ビクッ!」としてましたが、ちょっと優しい見方が出来そうです。でもどんな色の猫でも暗闇から突然現れたら「ビクッ!」としますが・・・。